カンボジアとはどんな国なのか
カンボジア。みなさん、この国にどんな印象をお持ちでしょうか。
有名なアンコールワット遺跡。観光ではこちらのイメージになるでしょうか。
悲惨な歴史、貧しさ。
ポルポト政権による内戦で多くの命が奪われてしまった悲惨な歴史を持っています。そしてまだまだ国は貧しく、経済規模も小さいです。
そんなカンボジアではありますが、新興国として近年、大きな経済成長を遂げている真っ最中です。
人口は1600万人。首都プノンペンの人口200万人。名古屋より少し少ない程度です。平均年齢は24歳と、アジアでもトップクラスに平均年齢の低い国でもあります。物価上昇率3.3%。人口伸び率3%。毎年順調に成長中です。
政情は昨年の選挙で圧勝したフン・セン政権で安定。とはいえ、その政権運営手法は半ば独裁であり、昨年の選挙については、対立する野党を強権でつぶしたりと、欧米諸国からは非難の声も出ていました。今も国民は自由に政権批判をできず、強権政治であるのが実態ではあります。
一方、この選挙結果を受けて、あと5年は政治の安定が見えているとも言えます。
その安定した政権運営を背景に大きな経済成長が続いていることで、年を追うごとに国民の生活は豊かになりつつあり、多くの国民は、内戦が起きるよりも、不安定さが増すよりもましだ、この状態の方が良いと思い、受け入れいるようです。
現在もフン・セン政権は、高い経済成長を続けるべく、各国と協調しながらしたたかな国家運営を続けています。特に中国と上手く付き合いながら、支援や投資を引き出しているのが強味となっています。
投資家として、カンボジアの現状をどうとらえるべきか
政治は安定し、高度経済成長の中、プノンペン近郊の開発もどんどん進んでいっています。
これらからキャピタルゲインによるハイリターンが期待できるでしょう。
一方、まだ様々な点で発展途上中のため、国の制度や企業の姿勢、取り組みなどまだまだグレーなところもあります。プレビルドの建設途中で頓挫、ということも過去にありました。
まだ、市場規模が小さく開発された歴史が浅いため、プノンペンのコンドミニアムの転売市場ができていません。
これらの点ではハイリスクと言えます。
冷静に状況を見極めて、リスクとリターン、このバランスを常に考えておくこと。そのうえで投資金額の割り振りも考えておくのが、大事かと思います。
投資金額の中の大きな割合は入れずに、「この国の可能性に期待して、一部はここに投資しておく」
現状は、そんな感じが良いのかもしれません。
カンボジア不動産投資のメリット、デメリット
改めてカンボジア不動産投資のメリット、デメリットを整理してみます。
カンボジア不動産投資のメリット
- 政治の安定
- 今は外資を呼び込みたいので、外資に不利なことをやることは考えにくい
- 高度経済成長の真っただ中で資産価値は上がり続けている
- 中国の資本が入り、大きな後押しになっている
- 新築物件の利回りは6%以上。
- ドル経済圏であるため、為替については周辺アジア諸国とは比較にならない安定度
- 銀行口座に預けているだけで金利5%はつくので、家賃のインカムと合わせると高いリターンに
- 1000万円台から充分な投資が可能という、金額的な手軽さも魅力
カンボジア不動産投資のデメリット
- 政治の安定はあるが、制度の急な変更などあれば怖い
- 法制度はまだまだ整備されていない
- プレビルドの工事停止などのリスク
- 転売市場、流通市場がまだできていないため、短期での売り抜けはまだ難しそう
その状況を不安とみるか、チャンスと見るか。投資に先立つ情報収集が非常に大事になってきます。
信頼できるパートナー探しが鍵
まだまだこれからの国、カンボジア。現地事情に詳しく、信頼できるパートナー探しが必須と言えます。
カンボジア不動産投資に取り組んでいる会社はまだ少ないのが現状ですが、現地の大手と組んだりしてしっかりとしたスキームを整えていっている会社がいくつか出てきました。
以前からカンボジア不動産投資に取り組んでいて、名前の通っている会社もあります。それ以外にも、これから始める企業が増えてきています。そういった企業の中で、
・日本でのサポート体制もしっかりしている
・経営がしっかりしている
こういった条件を満たす会社を見つけ、タッグを組んで、ともに発展を目指す。そういう取り組み姿勢で行くことが大事になります。
その他、不動産投資についての様々な情報を探す場合には、
などの専門的なサイトも参考にしてみてください。
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