不動産投資本の世界:無駄な本が多いジャンル
書店に行けば専門コーナーがあり、常に新刊が溢れている「不動産投資本」。いったいどれを選べばいいのか、慣れていないと皆目検討がつかないと思います。株やFXなど、投資ジャンルはどこも似たようなものですが、
もちろん、中には、バランスの良くとれた内容が記載されている質量兼ね備えた良書もありますが、多くは、自社の商品を売りたいだけのものやコンサルをしたいだけのものに見えますし、内容が乏しいものも多数含まれています。
そういった本でも平気で1,500円などしますし、決して安い買い物ではありません。読めばもちろん読む時間も食います。ちゃんと選ばないといろいろともったいないですよね。
不動産投資本:基礎となる「良書」で選球眼を養おう
良書を無駄なく選ぶには、
- 基礎となる「良書」を読み、自分の中で「選球眼」を持つこと
それが一番の近道なのではないでしょうか。
一般向けに不動産投資本が出版されるようになったのは、たしか2002〜2003年くらいだったと思います。
ここではその初期の頃の本の中から、「良書」を選ぶ選球眼を養える2冊の本を紹介します。
「サラリーマンでも「大家さん」になれる46の秘訣―」:サラリーマン大家の走り
サラリーマンでも「大家さん」になれる46の秘訣―実践版 利回りがすべてのアパート・マンション経営入門
藤山勇司 著
サラリーマン大家の走りとして有名な藤山勇司さんが書いた本です。
実際の投資手法は競売を駆使したりと高度な部分もありますが、
・リフォームのコツ
・金融機関との付き合い方のポイント
など、46項目にわけて、具体的な事例や考え方を自分自身の例を元にして紹介されています。
今でもその考え方はまったく古びていません。
サラリーマン大家(兼業不動産投資家)であれば必要な基本的な視点、考え方を学ぶことで、今後本を選ぶ際の基準となることは間違い無いでしょう。
「プロが教えるアッと驚く不動産投資」:プロの実践家の視点からの不動産投資の勧め
プロが教えるアッと驚く不動産投資
倉橋隆行 著
投資家向け専門の不動産会社「株式会社CFネッツ」を経営している倉橋隆行さん。これまで多数の本を書いていますが、その中では初期の頃にあたる本です。
倉橋さんは自分自身で不動産投資を行い、資産を増やしてきている実践家でもあります。
・一般の方向けにもわかりやすく、恒久的な理論で書いている
・自身がサラリーマン時代の投資経験で書いていて一般に真似ができる手法
不動産投資の経験者であり、プロのコンサルタントでもある著者の、本気のアドバイスに満ちた本です。
そして、生き生きとした著者のキャラクターが良く出ていて、読みものとしても楽しく読めると思います。
中古でしたら安い!
以上2冊紹介しました。
中古で買えばだいぶ安く買えますので、買っておいても損はないと思います。
ですが、これだけだと送料がもったいないですので、気になる本があれば、それと一緒に買っちゃいましょう。
不動産投資:本質は変わらない
不動産投資の本質は時代がくだっても変わりません。
・安く仕入れて高く売る(利益額重視:キャピタルゲイン)
・資産を増殖させる(ローンの力を借りて、資産を大きくする)
様々な投資商品の中で、
不動産投資だけが「ローンを組める」ものです。
それだけ安全だと思われている投資手法でもあると言えます。
ですが、そこにはしっかりとした基礎となる考え方と行動が必要です。
まずはこの2冊から基礎となる考え方を学び、不動産投資に取り組んでいくのはいかがでしょうか。
⬇︎その他にも不動産投資本を紹介しています⬇︎
また、不動産投資についてより詳しい情報を探す場合には、
などの専門的なサイトも参考にしてみてください。
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